ジェベルさんのなんちゃって旅日記


1/8
朝5時・・・早い早すぎる出発時間
一睡もせずに家を出る
重いパックパックが肩にのしかかる
あぁ、やっと気分が旅モードになってきた
気持ちのいいベッド、暖かい日本の風呂ともしばしお別れ
昨日とはうってかわって、今日のセントレアは欠航便もなく
整然と事が運んでいた
成田での乗り換え時間が6時間もあるので
セントレア〜成田間は国内便扱いにしてもらう手続きをして乗り込む
B747、久々に乗ったがでかいね
丸形のシックなデザインの席が並んでいて、ボタン一つで平らになり横になれる
うほ〜こりゃいいわ、一寝入りできるわ♪
成田で一端外に出るが、皆そのまま乗り換え手続きしていくので
外に出るのはほんの数名
入管エリアは、この時間海外からの到着便がないのか
がらがら状態で職員いないじゃん!
さて、どうしようと思っていたら
あわてて職員がかけてきた
不意をつかれた感じだねw
空港内で食事して本でも立ち読みして、なんとか時間つぶす
デルタでのチェックイン
カウンター入る前のお決まりの荷物チェック
ライター没収のうえ、今は液体ジェルの持ち込みも厳しくなり
透明なジップロックの袋にまとめて入れてくれとのこと
どんどんアメリカ行きの飛行機は面倒になる
自ら危険の招き入れ、それに伴い自分たちの首を絞め厳しくなっていく
なんて悪循環な・・・
乗り口ゲートでも荷物チェック終わればすべて終わり
これだけやっても日本での荷物チェックはアメリカに比べれば甘いから楽だ
成田〜アトランタ間は1時間早く到着
アトランタでも6時間待ちなのに、いらんことをしてくれるよ
アメリカの入管職員横柄な人にあたり最悪
乗り換えするだけなのに、またセキュリティーチェックで
靴まで脱がされ赤外線チェック
飛行機乗ってきた人間にここまでして、どれだけ信用されてないんだかな(苦笑
アトランタの空港、タバコ吸う場所、3カ所中2カ所工事
なぬ!一番端の方まで一々吸いに行かないといけないんかい!
喫煙所では、ライター無くて困っている人たちがごった返していて
マッチ借りたり、タバコの火を分けてもらったり
迫害されている喫煙者同士協力しあっているw
住みにくい世の中だ
夜8:45、少し遅れて飛行機は飛び立った
座席にはモニターもなく、セントレアから目に見える違いで
段々グレードが落ちていくよ

1/9
朝9時頃到着
簡単な入国審査うけて、長かった道のりも終わり
しかし、ここまでの間に液体チェック何もしてない気がする
ジップロックに入れること無いんじゃないかな
さて、セントロまでどう行こう
インフォメで案内聞いて、空港バスは高いからローカルバス使う
外は暑い、暑すぎるぞ〜!
気温25度、日本出た格好ではサウナスーツで汗が噴き出してくる
さすが南半球だ、夏だね〜
86番のバス乗れといわれたが、86番のバスの運ちゃんにセントロ行くって聞いても
どうも、この86番は自分が行きたい場所に行かないような事を言っている気がする
その上、バス代はコインしか受け付けないときた
さて、どうすんべ・・・
そしたら、英語が少し話せる兄ちゃんが札を両替してくれ
途中まで道案内してあげると温かい声をかけてくれた(わ〜い♪
1時間ほどバス乗った後、途中で降りて電車の駅まで連れて行ってくれた
そこから4駅ほど乗っていくとセントロ近くまで行き
地下鉄に乗り換えれば、目的の場所までいけると教えて
その人は私とは逆方向の電車に乗っていった
優しいいい人だったな、ありがとう
結局、バス、電車、地下鉄と交通網全て乗り継ぎセントロ到着
空港バスの1/10ほどの値段できたが、時間は倍以上かかったw
途中乗った地下鉄Aラインはもっとも古いラインなので
木枠でできた味のある地下鉄だった
後で、写真撮るの忘れていたのに気がつき後悔・・・
ウシュアイア行くためのチケット探しのため
宿はセントロ中心部で最安の所に取り、早速動く
旅行会社何件かあたり値段をある程度把握
地球の迷い方に惑わされ、日本語の通じる旅行会社は
一社がつぶれていて、一社が移転していた
自分のは古いのだが、最新のも確認しているので相変わらずの使えなさだ
去年から国内線に外国人料金適用されているのだが
思った以上に値段高かったが致し方ない
明日のチケット手に入れたので、後は散策
ボリビア人をよく見かけるが
出稼ぎ者が大量にきてるんだろうな〜
カストロ関連の商品も多数、やっぱり南米だね
ゲーセンあり、プラモ屋あり、歩行者天国では路上パフォーマンスやっている
ちなみに、プラモは田宮のパンサーGがアルゼンチンペソ$240
(US$1=アルゼンチンペソ$3.06 以降$で表記します)
M26バーシングが$228・・・高すぎ
ゲーセンはどこ行っても日本の古い筐体が並んでいる
デイトナUSA2、鉄拳2verβ、雷電U、スト3
古い物だと1945PLUSやパックマン、バブルボブルもあった
(解らない人は詳しい人に聞きましょうw)
けたたましく鳴り響く救急車追っていったら火事があった
周り封鎖して何台も救急車や消防車がきていたが
火事の規模はそれほどでもなさそうなので大丈夫だろう
そんなこんなで歩き回りセントロの雰囲気も把握
交通機関の乗り方も理解したし今日やるべき事は終わり
夜、早速ステーキたらふく食って胸焼けしそうな状態で
久しぶりに長時間歩いた疲れで早寝

1/10
朝起きたら大雨・・・がっくり
雨の日は動きたくないのだが、チケット取ってしまったし仕方ない
セントロで早昼食べてから空港に出かけようと思ったが
食べずにそのまま向かうことにする
宿から地下鉄の駅まですぐだし、空港バス乗り場も地下鉄降りたところからすぐ
非常に移動が楽だ♪
国内線空港は中心地から4km、国際線の35kmとは大違いに近い
空港で自分的には高い昼飯食べ終わった頃には空には青空が広がっていた
くそ、濡れ損やないか!
ウシュアイアには夕方6時到着
空港から町まではすぐなのだが公共交通機関はないが勝手知ったる町
タクシーでセントロのスーパーまで送ってもらい
宿でシェア飯ありつけれるか解らなかったので、食料買い込み
コレクティーボ(バス)で宿まで行く
3年前と同じように上野おばあちゃんや犬のトゥルーチャが迎えてくれた
昨日電話したときに、今人いっぱいだからソファーで寝ることになるかもしれないから
覚悟してきてねといわれたが、ベッドは空いていたし
飛び込みなのにシェア飯にもありつけて、よかったよかった
4年もバイクで回っている人や夫婦で何年もバックパッカーやってたり
世界一周中のパッカーもいるし、ここ最果てはいろいろいるな
丁度、南極行きのツアー手配&探している人も3人いて
有力な情報もすぐに手に入って、ウシュアイアスタートは順風満帆
夜はワイン片手に旅の話していたら4時過ぎてた

1/11
昼おき
昨日教えてもらった旅行会社に直行
担当のロサさんは優しくて親切な人だった
笑顔も結構可愛かったりする♪
一応一通り話を聞いた後、18日出発11日間US$2880のツアー申し込む
実はこの船ラストプライスUS$3000で売り出されているのだが
今上野亭にいる日本人の子が他の船をUS$2880で申し込んで
結局人数が集まらず乗ることができなかった経緯があり
今回の船も同じ値段でいいよって事になった
その後、その値段を友達から聞いてきたんだけど・・・と
後から後から上野亭に泊まっている連中が続いているんだよねw
書類4枚に記入させられたが、自分のデータや海外旅行保険の番号書く紙が2枚
(保険入ってない人はUS$100で入る)
後は、クレジットカードの番号等と掛かり付けの医者宛へ何か書く紙があった
クレジットの情報書くのは少しヤダけど仕方ない
掛かり付けの医者なんて日本の文化だと当てはまらない人が多いんじゃないかな
私は親父が薬剤師だから医者あまり行かないって言ったら
じゃあNONEとでも書いておいてって
英語で体の調子聞かれても理解できないところ多いから、ひどい船酔いもしたことない

今体に問題は無いよって説明して、適当に記載
こんな申請だけで健康状態みるんだから、本当に適当なもんだw
案の定出身国への届け出の話は出ず
来る前にしいれた情報で日本人は環境省への届け出しないといけないのだが
ここにいる日本人やってないのが現状だ
やっぱり、日本にいるのと現地とではその手の手続きは温度差がありすぎる
まあ、それだけ連携もとれて無く徹底してないので出して無くても知らなかったで通せ

罰則受けることはないだろう
もし仮に裁判になったとしても絶対勝てるだろうし(爆
チリ船籍で、エージェントから契約情報送り明日乗れるか結果がくるそうだ
それまではひたすら待ち
南極ツアー申し込んでしまったら、ここウシュアイアでやること無いんだけどな・・・
パンとか買って宿戻り、遅い昼飯食べて
ゴロゴロして、話して、飲んで
夕飯は菊ちゃんに作ってもらって食べて・・・何もしてないw
その上、ここウシュアイアでは夜10時頃やっと暗くなり始めるので
どうしても夕飯も遅くなるし、夜の時間の感覚が狂ってくる
危険だ、危険すぎる(言い訳かw

1/12
いつも通り昼おき
昼飯作って、ボ〜っとしてからセントロへ行く
エージェントとの約束は5時頃だったので、4:30に顔を出す
と、ブッキングはできたわよ
あとはクレジットでの払いなんだけど、チリのコンピューターが止まっているから
何もできないの
クレジット問題あれば、上野亭に電話いれるから大丈夫よ
次はバウチャーを水曜日に渡すから取りに来て
それだけで今日の手続きは終わってしまった
後は宿戻り、だら〜っとして終わり
車でアメリカから走ってきた岩さんがきた
車で回っている人に会うの初めて
夜、おばあちゃんがまんじゅう差し入れしてくれた
さっぱりした甘さで、うまい!♪
やばい、18日までこのまま何もしないでいそうだ(苦笑

1/13
南極への日程が決まったので、ウシュアイア出るチケット探そうと
昼ごろからダラダラ動き始める
が、セントロ行ったらLADE航空はお休み、アルゼンチン航空は昼で閉まっていた
あっ、今日土曜日だ・・・動くの遅すぎた・・・
話聞くと、エアーチケット1月いっぱい埋まっていて取れないらしいから
早めに航空会社に顔出して起きたかったが
朝起きれなかったし、しょうがないねw
無線ネットが使用できる喫茶店にパソコン持ち込んで
一番安いコーヒー一杯($2)で2時間粘りネットする
ウシュアイアのネットカフェの相場は一時間$4なので格安でネットできる♪
電源も取れるし長居していてもいやな顔されないのもいいね
お腹空いたので3時過ぎに宿戻り、昼飯作って食べ
夜はいつものように菊君の飯に舌鼓
ほんと料理うまいな〜菊ちゃん
さて、最近のウシュアイアの天気はここ二日くらい寒い
日中10℃前後、夕方から夜にかけて雨がぱらつく
おばあちゃんも、今年は寒いわよ
異常気象かしらね〜なんて言う
南極行くときには天気が安定しているといいな
天候次第で南極での行動ががらっと変わってきてしまうから
船より何より天気次第だよ、南極は
夜、日本人と一緒にフランス人が泊まりにやってきた
数日前から一緒になって、その人は
「自分は日本人宿でゆっくりしたい計画がある
あなたはあなたの計画で動けばいい」と説明したのだが
ついて行きたいと聞かなくてつれてきたんだって
上野のおばあちゃんも、まあいいんじゃないと簡単に許可は下りたが
日本人しかいない宿にフランス人一人だけになってしまうから
面白くないんじゃないかな?
でも、彼(ジャッキ)は関係なくしているから、まあいいか
気がついたら5時・・・やばい寝ないと

1/14
今日は風は強いがいい天気
でも、日曜日で町死んでます
店空いてません
なので、宿から一歩も出ずに終わってしまった
夜はまた4時過ぎ・・・ダメ人間まっしぐら

1/15
ブログの表示がおかしいから見てくれと言われて
セントロのネットカフェで少し他人のブログチェック
ウシュアイア脱出のためのバスをチェックしようとしたら
バス会社にツーリストが一杯並んでいたので
待つのかったるく、列見るだけでうんざりなので
明日またこればいいかと、あっさりパス
昼飯、青さんと豪勢に牛、鳥を頼んでペロリ♪
ツーリスト街にしてはお値打ちな値段でおいしく食べれたので
偶には奮発するのもいいもんだね
あとは、海辺の道散歩して宿戻るが
ウシュアイアでも、そんなノリか!って出来事が起こる
途中前から来たトラックがクラクション鳴らしている
そして私たちの近く通り過ぎるときに
私たちにクラクション鳴らして、指で必死に何か指して
何か訴えていて過ぎていった
二人で何だったんとしばし考え理解する☆
前から女の子二人組がこちらに向かって歩いていたのだが
そちらを指して、女がいるぞ、俺らも声かけたけどダメだったから
おまえら声かけろよ!と訴えていたのだ
解った頃に彼女達とすれ違うが、彼女達も声かけられるのかしら?
と、ちょっとそわそわしていた節があったw
気づいたのがワンテンポ遅かったし、声かけるのが礼儀だったかもね〜
なんて話して終われば、そこまでだったが
その直後、赤い車が後ろからある程度のスピードで私たちを抜きざまに
後部座席の窓を全開にして、体を乗り出し肩腕全体で彼女達を指しながら
体全体で表現しながら、何で声かけないんだよ〜
信じられないな〜みたいなことを叫びながら
ドップラー効果のごとく遠ざかっていった
これには二人で大爆笑
アホや〜アホすぎだね、ここの奴らもw
でも、やっぱり年頃の女の子とすれ違うときはウシュアイアでも
何かしら声はかけるべきなんだと勉強になった
おばあちゃんが娘さんと17日からカラファテに3日間遊びに行くと言われたので
今日は、宿泊者全員と上野おばあちゃんを誘って
みんなでワイワイ楽しく夕飯食べて思い出作り
シェフ菊ちゃん、鶏ガラスープ旨いっす!
ナスの炒めもや、ネギ焼き
他にも娘さんがニョッキ使った料理差し入れしてくれ
久々に動けなくなるほど食っちゃったよ
苦しい・・・腹が張ってきつい・・・
ここにいると、確実に太る事間違いなし!

1/16
今日はパタゴニア特有の風が強くて真すぐ上に育てなく横に生えている木を見に行く
みんな起きた格好にしようと示し合わせていたので
昼過ぎにやっと重い腰あげる
私も案の定昼おき(最後から2番目起き・・・今日は最後ではなかったw)
岩さんの車で8人ですし詰め状態で向かう
車走らせてからの社内の最初の会話が、どこに斜めの木あるんだっけ?(爆
微かにシンチチロウ君が知っていたので、それを頼りに向かう
斜めの木まで約70km、車の中は話し好きのジャッキの独壇場
そうこうしているうちに斜めの木到着
第一印象、風強!小雨ぱらつき寒!
景色楽しむ余裕なし!(苦笑
木の前でみんなでポーズきめて撮り早々に立ち去る
ジャッキがガイドブック出してきて、先に小さな村があるらしいけど行くの?と
ここまできたから、あるんなら行こうかと流れで行く
村は木からすぐ近くで、数件家があるだけ
あとは海洋博物館とペンギン島に向かう小さな船乗り場があった
天候が悪いので船どうしよう
とりあえず、博物館見ていこうか、ガイド本によると$5と安そうだし♪
しかし値段は上がっていて$10だった
入ってみると、展示物はペンギンや鯨、イルカ等の骨が展示してあるだけ
一人女のガイドさんがついてくれて説明を受ける
そこは面白くないのだが、次に建物奥のスタッフエリアにも入らせてくれて
作業場なんかも見せてくれた
彼女の寝床も気兼ねなしに紹介してくれるし
整理されてない骨がそこら中にある
キッチン横に骨等陳列されているし、ラムネの入れ物に細かい骨入っていたり
外の普通動物飼うための囲いの中にイルカ系の骨陳列してみたり
その骨もさわり放題、パクリ放題(しないけどねw)
別館には骨が寸胴で煮込んであるしまつ
話聞いているとビーバーは一匹$50で売れるんだって
なんて管理が緩いんだ、緩すぎのうえグダグダすぎ!
普通、こんな内部も見せてくれない
最初高いと思った入場料、ここまで見せてくれるなら安いよ
ここ面白すぎ、ウシュアイアの穴場観光ポイントだねw
帰り、ジャッキがガイドさん可愛かったな〜って皆に同意を求めていたが
洒落で今日の夜一緒に寝ない?とかからかっても
シャイなんだけど、笑顔で返してくるし
明るい性格で笑顔可愛かったので、皆同意見で一致w
晴れ間が少し顔出してきたので、斜めの木でもう一度集合写真取り直し
寒いから早く終わらせようよ〜と泣きの声が所々出る中
取るときには皆乗り気でポーズ取っているところが悲しい性だねw
今日の深夜は脱落者続出
連日明け方寝だから偶には早めに(とはいえ12時過ぎだが)
就寝しないと体に悪いよw
今日は夜もずっと雨だ
益々もって南極での天気心配だな〜

 


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