ジェベルさんのなんちゃって旅日記


1/17
約束の時間11時にバウチャー貰いに旅行会社行くが
案の定何もやっていなかった
時間指定したんなら、そのように渡せるよう準備しておくのが普通だろう
そのうえ対応一人一人やっているから効率悪すぎ
日本人3人が来ているのなら、まとめてやればいいのにね
これだから海外の接客はなっとらんと言われるんや!
結局ジャケット受け取ったり、バウチャーの最終確認などで1時間待たされる
カラファテ行きのバスのチケットも申し込み
無線ネットが使用できる喫茶店にまた行くが、今日はIPは獲得できるが
webが開かない・・・どうなってるんだ?
少し粘ってみたが、一向に繋がらないのであきらめてネットカフェ行く
終わりがけに青さんも来て、TVで面白いことやってたで〜と
NHKの海外安全情報で泥棒パッカーが南米を旅していて日本人宿渡り歩いている
アルゼンチンに入ったので注意しましょうと流れていたんだってさ
NHKで大まじめにそういう記事を流しているのが面白いよなw
そのNHKで日本人初の南極探検、白瀬を語る第2回をやっていた
最初の予算10億円、しかしその半分しか金が集まらず
困難な状況にあいながら、なんとかスタートしたところまで放送された
アムンゼン、スコットと同時期に南極点制覇を目指す
列強の大国のしっかりした船と設備と違い
政府の援助もなくおんぼろ船と30人足らずの船員
それで南極点目指す探検スピリットは脱帽以外何者でもない
明日、南極ツアーに出かける私には
なんてタイムリーな内容なんだろう、思わず見入ってしまった
今、私たちは少し金積めば南極大陸には足をつくことが出来る
もっと無理すれば、飛行機で南極点に行くことさえ可能な時代
行くための困難さは比較にならない
でも、お気楽にツアーで行こうと
未開の地、僻地という印象には変わりない
気持ち盛り上がってきたぞ〜♪
最後までキャンセル待ちでがんばっていた岩さんも行けることを
願っていたけどダメだった
次は新たに今日来た女の子のかよちゃんと28日行けるようがんばって

1/18
いよいよ出発の日
夕方乗船なので、3時頃まで宿でダラダラ
だってやることないし〜w
セントロ行って、まずは旅行会社で
昨日サイズあわせたジャケット、長靴を受け取る
そのまま港へ行く
自分の乗る船見るが、思った以上に小さい
以前見たポーラスターと同程度だと思っていたが、それ以下だ
だから安いわけだw
バウチャーと荷物検査受けて、いざ港の中に足を運ぶ
船が近づいてくる、遠目で見るよりさらに小ささを実感する
ホントにこれで行くの?大丈夫かよ?そんな声が飛び交う
皆、予想以上に小さな船にガッカリ感出し過ぎw
でも、これはドレーク海峡揺れるぞ〜覚悟しなくちゃな
船内の受付でパスポート預け、部屋まで案内される
部屋割りは菊ちゃんと同じだった
お客の中では一番最下層の部屋だが、もとはUS$5800もする
部屋には程良い弾力のシングルベッドが二つで
TVもついているし、ヒーターもあり、快適空間
備え付けられていたタオルは生地も厚いしふかふか
バス&トイレは清潔感あるし、シャワーも熱い湯が勢いよくでる
私の海外での寝泊まりレベルで考えると高級レベルだねw
荷物置いたら船内探索
不安ぶちまけている船だが、小さくても100人近く乗れる船
階層もあるし、扉で幾重にも仕切られているので最初は迷いやすい
デッキに出たり、入ったりしながら、ここどこ?って迷いつつ
サウナやトレーニングジム(トレーニング機器3台あるだけだけど)
パソコンが置いてある図書室に40インチほどの液晶が置いてある映画室
お土産屋、食堂、ブリッジ見て回る
どれもこぢんまりしているが、設備はしっかりしている
17:30食堂でスタッフ紹介があった
さっき外で船と一緒に写ってもらった人、あれ船長だったんだw
南極ガイドの人も気軽に声かけやすい人でよかった
その後フリー時間で菊ちゃんとブリッジいるときに避難訓練実施された
早く部屋戻って救命ジャケット来て食堂に集まれと
どこだっけ、私たちの部屋?w
うぉ〜時間無いけどトイレ行きたい
このトイレ、水どこで流すの?
ハリーアップて叫ばれたって無理〜!
そんなやりとりをして、結局私達が一番最後だった・・・
それも救命胴着も着れてないのに・・・
本番だったら、真っ先に逃げ遅れてますな
気をつけないと(苦笑
ジャケットの正しい着方、各部の扱い方をレクチャー
デッキに出て、救命ボートならぬ潜水艦?みたいな物の前に移動
(水につかると凍え死ぬから完全防備のため箱形なのだろう)
脱出方法をレクチャー
皆、一応真剣に耳を傾けている
だが、パニック時には段取り通りにはいかない
スタッフの力量にかかっているので、頼りにしてまっせ♪
箱形救命ボートは50人乗りで二つ
中には食料や、緊急用無線&ラジオがあるそうだが
頼りないスクリューとすし詰め状態になりそうな大きさなので
出来れば乗り込みたくないもんだ
可能性無いとは絶対は言えないからね〜
だから避難訓練もしっかりやっているわけだしな
それ終われば、夕飯タイムまで待ち
さっき、あがらせてくれなかった本物のブリッジ見せてもらい
19:30、夕飯
コース料理になっていて、前菜は魚の白身か生ハムのサラダ
メインは牛肉のブロック&ポテトか鶏&ライスを選択
最後に、フルーツやケーキ、プリンやゼリーなど
取り放題のデザートが待っている
これがくせ者
プリン油っぽい・・・ケーキ甘ったるすぎ・・・
フルーツだけバクバク食べるのが一番いいだろう
食べている最中に船はやっと出航した
今まで港に停泊していて動かない景色眺めていたのだ
流れる景色を見ながら、ワインのみ放題で飲んでおしゃれに食べて
優雅だな〜さすが高い金払ったツアーだ
深夜、食堂でガクさんのPC使い南極物語の映画見る
ウェーターも興味を示し、これなんだとしきりに聞いてくる
さすがガクさん用意がいいね、周りのウケもバッチリだよ
古い映画だし細かい所忘れてしまっていたが
見直してみると、何とも盛り上がらないナレーションなんだ
見ているこっちが気分が盛り上がらない、先が予想できない
淡々としたしゃべり口
高倉健の不器用な役柄と、タロ&ジロ楽しんで気がつけば1:30
酔い止め飲んで、寝よ寝よ

1/19
ドレーク越え一日目
食って寝ての繰り返しだった日w
ドレーク海峡、思っていたより穏やか
もっと大揺れになるかと思っていたのだが
拍子抜けだな〜すごいのを期待していたのに
(この時点では船酔いそう経験したことがなかったので大口たたいていました)
一日2回レクチャーがあり、南極の勉強できるのだが地質と海鳥の話だったので出なか
った
寝ていると、上下の揺れが体を持ち上げ、次にベッドに沈み込ませる
丁度胴上げされていると、こんな感じになるのかな〜
16時頃、晴れ間が広がり揺れが少ないので
デッキのヘリポートで海鳥の特別にレクチャーがあった
ブラックアルバトロス、ジャイアントピロウ(名前そんな感じw)が
船の後ろを付いて飛び回っているので写真に納めようとしたが早すぎて撮れへん
外人は皆バスーカー持ってきたりしていてベストショット狙っているが
撮れているのだろうか?
外人の写真はセンスがないと偏見持っているから、私w
朝からずっと揺れてはいるが、コックは普通に料理する余裕があり
昼より夜なんて最後のデザートのケーキが後から後から出てくる
こんな揺れ問題なしという余裕の現れなのだろうか?
ちょっと油っぽい物ばかり出てくるので胃がダウン気味のこっちは
見ていただけで気持ち悪くなってくる
誰がこんなに食べるんだ?
太った欧米人が、早速ケーキに群がっていたがタフやな〜
ちなみに、ドレーク大時化で本当にやばい時はハンバーガーが出てくるそうな
そりゃ、今でもよく料理作っていると感心しているのに
もっと酷くなったら料理出来ないわな〜
食堂の端で料理待ちながら起きていると、段々気持ちが悪くなってきた
食堂エリアは船の一番後ろ側にあるので、さらに端はまさに遊園地のバイキング気分
船尾が激しく上下するごとに、私の胃はかき回されていく
ダメ、もう限界・・・ダウン
そう言い残し、サラダだけ食べ夕食を後にするのだった・・・
そういえば、シンイチロウくんとやすくん、昼のおやつタイムの時だけ顔出しただけで
後はずっと寝てるな、大丈夫かな

1/20
ドレーク越え二日目
徐々に本性を現してきて、牙をむきはじめてきた
昨日よりも揺れは激しい
朝はまだ大丈夫だったが、昼は飯食えずダウン
夜も少し食べただけ・・・無理っすわ
船乗る前は、ドレーク大揺れになった方が面白いとか
大口たたいてすみません、もう許してください
揺れ止めて〜俺を降ろせ〜<(ToT)>
見ていると、欧米人は結構大丈夫そうだ
飯もしっかり食べている、奴らタフだ
日本人だけがダメージ受けて倒れ込んでいるようだ
その象徴が夕方のブリーフィングに私は出なかったのだが
出なかったのは日本人4人だけなのかも?って雰囲気だった
そのブリーフィングに出ないと、明日の午前中の島への上陸は出来ないと言われて
後から泣きつき、明日の朝に特別に説明をやってもらうことで決着ついた
明日は寝坊できへんぞ!

1/21
一日、何だかんだで忙しかった日
7:30、寝坊は許されない!
バーに集まったのは欧米人の女の人3人、後は日本人4人
日本人5人中4人だから弱すぎる、いや繊細なのだろうw
注意事項しっかり聞いた後、朝食食べ上陸に備える
9時過ぎ、順次ゴムボートに乗り換え島に上陸
当初の予定ではRobert島に上陸するはずだったが
波とかの影響でGreen Wich島に変更になった
野生の生体観測には少し劣っているらしいが仕方ない
デッキから外を眺めると厚い氷に覆われた大地と
草木のなさそうな岩肌の大地が目の前に広がっている
そんな景色見たら、弥が上にも胸が高鳴ってくる
昨日まで船酔いでぶっ倒れてた事なんてどうでもいい
なんせ3年越しの南極だぜ、盛り上がらないわけがない!
上陸すると、アデレイ、ゼンツーペンギン、ゾウアザラシを見る
数は小規模だけど初めて見る南極でのペンギン
その愛くるしいコミカルな動きは見とれてしまう
ゾウアザラシの何とも無頓着、無警戒な仕草
奴らには天敵がいないのか、ゆるみまくっている
オキアミがたくさんいる水辺には水鳥が群がっていて
何度も垂直降下しながら水面にアタックしていた
そんな動物観測に精を出しつつ
ゾウアザラシの横に匍匐前進で移動して写真撮ってみたり
ペンギンのベストショットを試行錯誤しながら色々撮っていたら
あっという間に時間はたってしまった
12時に船戻ると、ホットチョコ用意してくれていた
心も体も温まるおもてなし、いいね〜さすが高い金払っているだけある
昼食べたらまた上陸
aitcho島はゼンツーペンギンのコロニーがある
上陸した浜辺にはアデレイペンギンがわんさかいて
しばしそこでペンギンと戯れる
ペンギンには原則5m以上近づいてはいけないのだが
じっと座っていると、雛ペンギンがよってきた
向こうからよってくる分には問題ないのだ
ズボンつついてきたり、愛嬌たっぷりだ
これはベストショット撮れる〜!と
あわてて写真撮ろうとしたが、雛を刺激しないよう
動作はゆっくり、尚かつ的確に物事をこなそうとすると焦る
カメラがムービーモードになっていたり
致命的なミス連発で、いい写真撮れなかった・・・悔しい
奥の方にはゾウアザラシも沢山寝転がっていて
獣くさい臭いが充満
ペンギンを襲う酷いシーンは見れなかったが
おら、どけどけとペンギン達をかき分けて迫力満点で
重い巨体を揺らしながら動いていく様や
頭をかきながらアクビする人間くさいアザラシなど
人間が見ているけど我関せずで自然ならでは光景を
所彼処で展開してくれるので飽きないわ
ゼンツーペンギンのコロニーは近づくと全身背伸ばししながら
奇声を発して威嚇する様子も面白いよ
南極観察初日でこの騒ぎよう
時間いくらあっても足りないw
船戻るとウェルカムカクテル&ディナー
船長の挨拶あり〜のウエイターもいつもと違うビシッとした格好でお出迎え
ここで皆カクテル飲めないって言うから、調子に乗って3人分飲んであげた
これが後々後悔することになる
いつもより豪勢な食事、チリ船籍ににしてはがんばった刺身とかに
舌鼓していたら、窓の外に鯨発見!
初鯨に私達はざわめき、我先に写真納めると醜い争いしつつ
わらわらデッキ駆け込むが、次の機会は無かった
ファーストコンタクト失敗・・・
夕飯食べ終わる頃には船が速度上げはじめ、揺れ酷くなってダウン
腹の中でカクテルをもう一度かき回している気分
自分がシェーカーですか?
うっぷ、起きあがっていると出そう(苦笑
ダウンしているときに、また鯨が出て潮吹いたらしいが
もうそれどころでは無かった

1/22
日々予定があわただしくこなされていく
日中、結構船の中でゆっくりしている時間が余り無い
パンフレットでは7日目のパラダイスハーバーのはずが
今日になっている
これから、どこをどう回るのかさっぱり皆目つかん
でも、天候見ながら良い所連れて行ってくれるのは間違いないはずだし
なすがままに楽しみましょう♪
朝9時、Danco島上陸
周りは小さいながらも流氷がプカプカしていて
遠くの雪山にはうっすら雲がかかっている
空の青さ、雪山の白、海の青さ
このコントラストを高台から望むと心奪われるよ
まさに幻想的な世界
ペンギンと戯れるより、小さな雪山登ってみる
急な凍った斜面を長靴で登るのは怖いよ
へっぴり腰で中腰になっている方が滑りやすいので
上体起こして一歩一歩慎重に足を出していくが
途中ブルってしまい、足すくんじゃった
俺って軟弱や〜と思いつつも、帰りこの急斜面を下ること考えると
怖くもなるって、マジで
ある程度上まで登ったら、付いてきたガイドさんが
滑って降りるぞ〜!とかけ声
えっ、滑り降りるの?
でも、それしか方法無いよねw
いざ、尻付いて寝転がって滑り落ちてみると足出せばスピード押さえられるので
どこまでも滑り落ちていってやばいこともないみたいだ
これは楽しいぞ
周りの景色も綺麗だし、真っ白な自然の滑り台気持ちええぞ〜!
滑りながら、笑いがこみ上げてくる
滑り終われば、薄い防水機能のズボン上はヒンヤリと水がしみこんできて
冷たいの何のって
ツアー会社も、もうちょっとマシなの貸してくれても良いのにな
最後は船戻るゴムボートで、ちょっと湾を回ってくれ
そこで、ミンク鯨の背びれを間近で見る事が出来た
残念ながら尾びれをダイナミックに振り上げることはなかったが
南極で見る物の一つ、鯨は一応押さえた
あと氷山の絶壁にジャンプして登ろうとするペンギン
ジャンプが足りず落ちるペンギンの姿も確認できたし
ボートの周辺をジャンプしながら追ってくるペンギンも見れた
自分の目でも眺めていてたいし、写真にも納めたい
その葛藤がカメラを向けるタイミングを鈍らせ
尚かつボート内でのポジション取りも出来ないから
動物は動く、ボートも動く中での一瞬の輝きに命込めれるわけない
案の定、良い写真一枚も撮れなかった
二兎を追おう者は一兎をも得ず・・・まさにその通りの展開
金払うから、その場で自分のために停泊してとお願いしたいくらいだ
自然相手、動物相手はもっと良いカメラ持ってきて撮らないと
思い通りの写真とれへん!解っていることなのだが腹立たしい
昼からは流氷がプカプカ浮かぶパラダイスハーバーをゴムボートで遊覧
島の崖には今にも崩れそうな氷河が人間を寄せ付けないようそびえ立っている
あまり近づくと危ないから離れて観測だが
目の前で崩れてくれないかと期待してしまうw
のんびり留まり
夕飯食べて20時から、今日最後の上陸
Neko湾だ、南極半島初上陸だ
やすくんが日の丸国旗を紙に書いて持ってきたので
貸して貰い、撮影
これが欧米人に結構うけていて、貸してくれって頼み込んでくれる人もいたw
彼らが日の丸撮っていたら、日本上陸記念になりかねないのでは?って
疑問符の付く写真に大騒ぎしていた
私達もジョークで日本へようこそなんて言ってみるw
そしたら、さらに上手がいた
イスラエル人達、昨日クロスもらってそこにペイントして作ったんだと
どでかいイスラエル国旗出してきた
一緒に写真撮ったが、隣り合わせると日の丸の貧相差が歴然
完全に一敗とられたよ
陸地には、相も変わらずペンギンが占拠していて
そんな見飽きた姿にもかかわらず、なんか良い写真撮れないかと
ついつい撮りまくってしまう私達も恒例行事になりつつある
雪山をある程度登り高台から湾を一望する
ちょっと雲がかかり太陽の明かりが隠れているのが惜しい所だが
景色は良いぞ〜!
登っている最中、隣の雪山から轟音が何回か聞こえてくる
そのたびに振り返ってみるが、崩れる気配はまるでなし
逆側が崩れているんだろう
皆が行っていない足跡一つ無い雪景色でやすくんとギリギリまで粘って遊ぶ
ここだけ見ていると、南極で遊んでいるのかゲレンデで遊んでいるか解らないw
いざ帰ろうと降りている最中、いきなり足下すくわれるようにズッポリ埋まる
雪の下には少し空洞が出来ていて、その下には氷の層が出来ていた
これってもし深くて落ち込んだりしたら
誰にも発見されずにやばいよねって言っている次の瞬間
今度は下半身まるまる落ち込んだ
これには、さすがにビビったね、洒落にならないよ(苦笑
その後、慎重に足場を確認しながら下まで降りたのは言うまでもないw
南極の自然なめてました、すみません
夜、シンイチロウ君とバックギャモンで遊んでいたら
スタッフ達にフリービールだ、一緒に飲もうぜと半強制的に輪の中に加わる
船に乗っている欧米人おとなしいというか何となく上品
深夜まで騒いでいる人がいなく、偶にグループで飲んでいるくらいだ
(値段も値段だし、めちゃくちゃ若い外人乗ってないからね)
この時も気が付けば日本人3人と明日のために手紙を必死で書いている女の人一人
当然、日本人3人が捕まるわな
泥酔していて手がつけられない機関士に進められ
あまり酒飲まないシンイチロウ君までがんばっていた
菊ちゃんは、旨くポジション取ってコーラ飲んでいたw
毎日7:30起きなのでそろそろ寝たいと言って解放されたのが深夜2:30
楽しい時間で嫌々つきあわされているわけでないので
嫌気はないが、これで今日もシャワー浴びる時間なくなり即寝だ
外は真っ暗でなく、まだ薄暗い、南極だね〜

1/23
スタッフ達はいったい何時まで飲んでいたんだろう?
でも、朝には普段通りの振る舞いしている
奴らタフだ
今日の午前中は少しゆったり出来る
さきに金持ちキャビンエリア(Scott)がゴムボートでPleneau島周辺を遊覧
一時間後、私達のAmundsenエリアが遊覧
船がその場に向かっているときにミンク鯨の背びれが何回か見れ
間近でも一回遭遇したので、ゴムボート乗っているときに
近くで見れないかと甘い期待を持っていたら、一回目の前で潮吹いてくれた
後は、それっきり・・・いつ出るか解らない鯨は良い写真撮れないよ
遊覧ポイントは流氷が沢山
海につかっている部分は綺麗なエメラルドグリーンで心奪われる美しさ
さすが南極、高額ツアーだけのことはある
思わずうなる景色には大満足
様々な形の流氷見させて貰い、秘密だぞ言って私達のボートだけ流氷乗らせてもらえた

(後で他の2台のゴムボート乗っている人に聞いて確認したw)
流氷に乗せた後、ボートが離れてバイバーイってガイドさんが手を振るのはお約束
ベタだが茶目っ気たっぷりのここでしか出来ない行動
楽しい、楽しすぎるぜ南極
実はこの船、結構規制が厳しくなかったりする事で旅行者で語られている
ペンギンとの距離にしても、他の船だともっと厳しく言われるらしいのだ
サービス精神旺盛の人に当たってラッキー、ラッキー
水面出でている流氷の壁と壁との隙間が狭い所を通った後
船に戻っているときに、後方で音がした
見ると、さっき通った隙間のところが崩れているではないか!
これには、さすがに肝を冷やした
もし通っている最中だった死んでいたかもね、私達はラッキーだ
そうガイドさんは笑っていたが、内心ホッとしていたことだろう
もし問題起こったらやばいじゃすまないもんね
昼飯は今回のツアーで一番の出来と皆が絶賛する
薄味、素材の味が生きていた日本人好みの味付けだった
サーモン、スープ、どれも当たり
今までのシェフ首になって、新しい人が作ってるんじゃないの?
なんて日本語だから言える失礼な言葉が私達のテーブルでは飛び交っていたw
だってそうだよ、肉の周りにブルーベリーソース飾ってみたり
しょっぱいだけのスープとか、これだけ高額なツアー
(安く乗っているが、私のバウチャーにも正規の値段でUS$8700て書いてあったからね
これが本来の値段なんだし、高いよ)
でもそんな物出して周りも文句一つでないんだから
外人の味付け味覚は信じられないよ
昼からはPetermann島上陸
ペンギンの一大コロニーがあるそうだが、何万羽というペンギンはいなかった
でも、今まで見なかった海鳥も確認できたし
海鳥もペンギンも雛を育てている時期なので、皆固まりながら
陣取りで絶えずご近所同士喧嘩しつつ、えさをあげていたり
寄り添って寝ていたり、面倒になったのか雛から逃げて
雛達が必死に追っかけていったり、様々な子育てシーンが展開されていた
刺激しない距離で寄り添って座りながら
ペンギンコロニーで2時間ほど、じっと野生観察で今回は終わった
飛び込んでったりジャンプして登ってきたりするペンギンを
目の前の岩場で観測できたのは大収穫
正直見飽きていたペンギンだったが、今回はいつまで見ていても飽きなかった
ぬいぐるみに付いている目そっくりの目をしたペンギンが
特に表情面白いよ
夕飯食べたら、Pt Lockroy上陸だけど
飯出てくるの遅いし段取り悪すぎ
メイン料理をかなり待たせたあげく、次の上陸をせかす
まずは、Scottチームがイギリス基地後博物館
Amundsenチームが近くのポイントでペンギン&鯨の骨見る
まるまるの状態で残っている骨見ると、でかい!
間近でみると迫力ある
持ってみるとずっしり重いし堅い
骨さわって良かったので、それで遊んでいると
イギリス基地が閉まってしまうから、早く移動するぞと言うことになった
事前説明は10:15までいれるんじゃなかったのかよ!
話が違うじゃん!!!
急いでイギリス基地後博物館移る
ここで南極から手紙を投函することが出来る
南極ツアーの目玉の一つでもある場所
切手は一枚US$1、イギリスなのに米ドル払いw
一応南極仕様の切手になっている
聞いたら届くまでに3〜4週間かかるそうだ
でも、時間が・・・時間が無いぞ〜!!!(怒
あわてて切手買って貼って投函したけど
ポストカードにスタンプ押してもらうの忘れたし
土産物もゆっくり何があるのか見れなかった
他の保存してある各部屋も時間が無く、どたばたで終わってしまった
手紙出しただけで、何も記憶に残らなかった博物館になっちゃった
くそ〜これは船のスケジュールミス、効率悪い結果じゃん
こんなんじゃ〜最後チップやんねえぞ!


戻る