ジェベルさんのなんちゃって旅日記
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昨日遅くまで漫画読んでいたので眠いががんばる!
私一人参加なので自力で朝7:30に起き、今日のミニトレッキングの準備
約束は8時だが、8時過ぎにピックアップが来た
しっかりしてるね、ここの会社
さすが大手だ
バスに乗り、まずはペレト・モレノ氷河の展望台へ
天気はちょっと小雨がぱらつくあいにくの天気
そこで2時間ほど氷河を見る時間がある
そこで見た景色は・・・3年前と比べて明らかに違っていた
温暖化の影響か、3年前の大崩落か
すこし氷河は後退していて、目の前に綺麗に氷壁の絶壁は見る影もなく
中途半端に途中で崩れている所が多々・・・
ぱっと見だけで、期待している崩落は起こらない事が解る
綺麗に壁があると、端から剥がれるように大きな固まりが落ちるのだが
途中から崩れているので、部分部分しか崩れないのだ
それでも、2時間の間に小規模の崩落シーンは見ることが出来たし
ピキパキと氷河が上から長い年月をかけて動いている音は
いつ聞いても神秘的だ
時折轟音を響かせて、どこかが崩れている音が鳴るたびに
そこにいる人達の動きがピタッと止まり、崩れている所を
神経を集中して一斉に探し出すのを見ていると面白いな〜
これは3年前と変わらない光景
規模が変わろうと期待している物は一緒だし
リアクションも一緒、ここに戻ってきたって感じるには十分だ
氷河と人観察しながら、持参した昼飯食べ
12:30、バスで移動して船着き場へ
そこから遊覧船に乗り、展望台から裏側の氷河を見つつ
ミニトレッキングのアタックポイントへ向かう
さて、今日のメインイベントだぞ
スペイン語チームと英語チームに分かれて
少し説明を受け、氷河の目の前にやってきた
アイゼンを靴につけ氷の斜面にレッツトライ!
氷河の上をジャリジャリ音を立てて一歩一歩歩いていく
最初は歩きにくいと思ったアイゼン
初めて使ったんだけど滑らないし頼もしい装備だね
氷河の上は、土埃で少し汚くなっているが
白とブルーの世界
大きなクレバスがある所には、所詮お遊びハイキングなので近寄れないけど
小さな境目の横は歩けて、雪解け水が流れ込む隙間には
のぞき込むと奥の方まで真っ青なブルー
身も心も吸い込まれそうな綺麗な色だ
凸凹な氷河の上での時間はあっという間に過ぎ
いつの間にか2時間以上たっていた
降りてきて氷河で割ったウィスキーで乾杯♪
至福な一時
疲れた〜私にはこれで十分だな
でも、奥まで入り込む本格的なトレッキングだと
もっと変化に富んだ神秘的な光景が見えるのだろう
やっておけば良かったかな(今更w
宿に帰ってくると19時、丸一日遊んだ〜
朝、宿前で一瞬見かけたやすくん
部屋が無くて、テント張って貰って泊まっている
宿泊まりに来てテントとは・・・w
明日は昼にブエノス行きのバス出るので
夜はゆっくり
韓国人が流している韓国字幕の電車男のドラマにガクさんが
珍しく食いついていて、ニタッと笑いながら見て夜更かししている
でも、2時で脱落した
途中までなんて可愛そうにw
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昼12時にバス出るので菊ちゃん、ガクさんとバスターミナル行くが
そこで問題発生!
私達(私と菊ちゃん)の席はダブルブッキングで調整したが乗れないとのこと
朝3時のバスに乗れと言ってきたが、そんなアホな〜
私達はリオ・ガジェゴスで乗り換えてブエノス行くんだ
おまえらのミスなんだから、何とかしろよ言っても
出来ないと言い続け、荷物まで下ろそうとしてくる
待った、待った
押し問答の末、運転手横のスペースに潜り込むような形で決着
そこに押し込まれたのは私達含め4人
どうも後で聞いたらセミカマ(バスの席のグレード)の前列シートは
全てダブルブッキングしていたようだ・・・あらら
途中休憩の時、同じ会社で同じくリオ・ガジェゴス行きのバスがいて
そちらが空いているから、そっちに乗れと半強制的に乗り換えさせられる
荷物預けたままだけど大丈夫なのかよ?って
こっちの言い分も聞かずに!
この対応にはブチ切れ寸前だったね
17時、リオ・ガジェゴスついたら荷物心配なので即ブースに行って
どうなっているのか聞いていると、最初に乗ったバスの運転手がやってきて
後ろにバス止まっているから、そこから荷物取り出せと
急いで行ってトランク開けると、あった私達の荷物、よかった〜
さて、この騒動を起こしたバス会社は大手のTAQSA、
もう絶対乗ってやらないと心に誓う!w
19時にメンドーサ行きのバスにガクさん乗り込む
長い間一緒だったから、別れるの寂しいね
まあ、いろいろな所で直球毒舌吐きまくってくれ!w
20:30、私達のブエノス行きのバスも発車
これから35時間の長丁場のバス移動、辛〜
長丁場に使ったのはANDESMAR
青いペイントが清潔感を出している、評判の良いバス会社
乗ってすぐに食事が出たが、菊ちゃん曰く
他で使ったバスの方が、デザートも付いていて豪華だったとさ
一番後ろの席で後ろに気兼ねなくリクライニングを倒せるし
食事はオマケみたいに考えていたので、私には快適かな
ちなみにカラファテ〜ブエノスまで40時間乗って
お値段$315(約12600円)
これを安いと思うか、高いと思うか?
アルゼンチンは移動費高いと私は思います
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一日中バス移動
途中のトレレウのバスターミナルでガクさんの乗ったバス見かけて
声かけに行く
私達より1時間早く出ているのに、追いついちゃったね
どうも、ここで1時間以上止まっているんだとさ
ついてないのはガクさんだったんじゃないの〜w
さて、R3のひたすら北上
周りの景色は見渡す限りの荒野の平地が続いていて代わり映えしない
夕方頃には、外もすごく暑くなり9時には外は真っ暗になった
景色は変わらないが北上しているのは確かだ
2/3
朝9時頃、遅れてブエノスに到着
外は蒸し風呂、帰ってきたな
宿を2件周り、日本人のたまり場宿に落ち着く
噂では泥棒宿と言われているが、そんな雰囲気はみじんも感じられない
地球の歩き方にも削除依頼が外務省から出ているようだが
宿のオーナのおばちゃんも人柄も良く親切
日本人も沢山泊まっているし、そんな被害は出てないそうだ
と思えば、まさるさんいるじゃないですか
バルデス半島でアシカと一緒に潜ってきた写真を自慢げに見せられた
いいな〜楽しそうだ
俺も氷河歩いてきた写真見せつけてやる!w
昼に日本人4人で中華ビュッフェ食べに行くと
食べている最中、若い兄ちゃんとオーナーの息子らしき中国人がもめている
あぁ喧嘩しているよっと見ていたら、若い兄ちゃんがキレだし
出口に向かう途中に、テーブルのグラス持って投げ出すわ
料理が陳列されているデーブルの上のガラス殴って壊すわ
皿叩きつけるわ、こっちが唖然としてしまうほどの暴れっぷり
南米来て4日目の日本人は一人テーブルの下に隠れていた
これやばくないっすか、なんか南米来た実感わきましたよ
気を引き締めないとと、ちょっとビビっていたが
地元の客だろうおやじが一人、たぶん騒動直後に来たのだろう
割れたガラスが降りかかった料理を取り皿に取ろうとしていて
店員に止められていた
どんなに食い意地張っているんだw
程なくポリス来て事情徴収している
どうも、従業員の掃除係のにいちゃんが解雇されて
そのもめ事だったんだろう
さて、食事中途半端だったから今後どうしようかと悩む
日本なら、こんな騒動あったら
どうもすみませんと誤りに来るとか
食事代は結構ですとかあるのだが
そんな言葉はいっさい無く、このまま帰るんだったら
食事代置いてけと、まだ食べたかったら
ガラスまみれになった料理は今から作り直すから
30分待てと、従業員の対応はそれだけだった
割とまともな国であるアルゼンチンも
サービス業はバスの件といい最悪だね
明日のタンゴのチケット買って今日の行動は終了
暑いし何もしたくね〜
夜は蚊が襲ってくる・・・
2/4
昼、昨日のビュッフェに懲りずに行くw
だって、夜はタンゴ見て夕飯ありつけないだろうから
食いだめしておかないと!
しかし、昨日といい今日といい街死んでます
今日は日曜日だから解らなくもないが
それでも首都だし中心地くらいはしっかり働こうよ、アルゼンチン人
菊ちゃんとボカ地区行く
アルゼンチン人のエセ情報に惑わされながら
なんとかバスでボカ地区へ
カラフルなペイントで装飾された家が並ぶカミニート見るのが目的だが
行ったら・・・古い家が並んでいるだけ?
ポストカードに写っている景色はどこと言わんばかりに
色が抜け落ちた家々があり
観光客いっぱい、土産屋いっぱい
タンゴの発祥の地でもあるので
店の前の路上でタンゴして見せ物にして客引きするレストラン
一応写真撮ってみるが・・・パッとしないね(苦笑
ボカのスタジアムものぞきに行くが、球技場併設の博物館もスタジアム内も
微妙に値段が高い
試合のやっていない球技場みても面白くないし
あまり詳しくサッカー見てないので、何もせず雰囲気だけ見てきて終わり
土産にはマラドーナコーナーもありマラドーナにおんぶだっこ状態が浮き彫り
マラドーナは現在でも神なのですね
日本戻る前にブエノスに戻ってくるので
運が良ければ試合は見に来たいと思うのでした。終わりw
バスターミナルでアスンシオン行きのバスチケット買って宿戻る
19:30、日本人7人でタンゴの会場へ行くが
小雨がぱらついてきた
皆走る走る、ずぶぬれ状態で会場入るわけにはいかないしね
今日見るのはミュージカルタンゴ、TANGUERA
二階席で$30と格安で見れる
会場はそれほど大きくなくオシャレ〜な雰囲気
ステージも近くて見やすい
薄暗い中にスモークが炊いてあり雰囲気満点
あっ、格好は着飾っている人もいましたが
襟付きでなくても大丈夫
あまりにラフな格好でなければOKでしょう
席に着き、いざ開幕
話の中にタンゴがこれでもかと盛り込まれており
華麗なステップ、足を絡ませながら振ったり
女の人を担ぎ上げてポーズ取ったり、カッコイイすわ
(貧弱な説明で申し訳ない)
ストーリーはおおざっぱに言って(たぶんだけど)
ある港に降り立った女の人に港で働いている男が一目惚れ
しかし女の人はマフィアに目をつけられ取られてしまう
踊り子にされそうになる所を意を決して仲間とともに救出
最後、二人で旅立とうと港にいる所をボスに刺されて男死亡
これで終わってしまった
途中休憩はさんで1.5時間強、初タンゴは十二分に楽しめた
外の雨はやんでいなかったので濡れながら
暗い夜道を家路につくのでした
2/5
休息デー
何もしません!w
シンイチロウくんが宿にやってきた
ありゃ、日本旅館行っているかと思っていたよ
昼は一緒に日本人会館でトンカツランチ食べてみるが美味しかった〜
少し量が少ないのが不満ではあるが・・・w
ネットでブラジル&ボリビア情報調べ(今頃です(汗;)
東部ボリビア、今雨期なのだが記録的な大雨でデング熱も流行
道路や街は冠水、ストも頻発で移動が困難そうだ
リオのカーニバルにも行くかどうか迷っているのに
今後の予定どうしようか、さらに迷うな〜
後はゆっくり荷物整理して次の移動の準備で終わり
2/6
宿をチェックアウトした後、菊ちゃんとシンイチロウくんとで
ビュッフェへ食いだめに行く
そこで、また事件!!!
シンイチロウくんのバックパック盗まれた
椅子にかけていたのでシンイチロウくんの不注意なんだけど
それでも、あっと言う間の出来事だった
店に入ってきた女性が隣の席に来て、声かけてきたので
どうもスペイン語とは少し違って聞き取れなく半無視状態だったんだけど
時間聞いてきたのは解ったから、菊ちゃんが腕時計見せた
そのやりとりを私もちょっと見た瞬間の隙をつかれたのだろう
女性が席外すのと同時にシンイチロウくんが料理取り終わって帰ってきて
あっ、バックやられたと一叫び
女性と同席の男の気配もあったので(顔見てないんだ、これが・・・)
二人でペア組んでの泥棒だと思われる
見事な連係プレーだった
即見せ出て追いかけたが、雲に巻かれた
たぶん、すぐに物色してゴミ箱に捨てると予想して
周辺のゴミ箱を見てみたがバック見つからなかった
バックの中にはたいした物入ってないから被害は微々たる物と
シンイチロウくんは言うが本当に大丈夫だろうか?
(カメラとか持ってない人だから高価の物ないのは知っているが・・・)
そんな事もあり昼飯に時間かけすぎたので
宿戻って預けた荷物受け取ったときにはバスの出発時間が迫っていた!
菊ちゃんと大あわてで宿出て小走りで走り地下鉄乗りバスターミナルつく頃には
全身汗でベトベト
ブエノスのバスターミナルはバス会社が乱立していて乗り場が75まである
そして私達の乗るアスンシオン行きのバス発着は69・・・orz
この時ばかりは、無意味にでかいターミナル呪ったね
朝シャワー浴びた意味なし・・・
気持ち悪い状態のままバスに乗り込み
ちょっとぼろいバスは16時ちょっと過ぎにブエノスを後にするのだった
夜、エアコン効き過ぎて寒い(ブルブル
周りも毛布を掛けて寝ている
エアコンを寒いくらいにかけるのが高級と勘違いしている発展途上国の交通機関
ここも例外なくそうだった
パーカー羽織って寝るが風引きそう
2/7
朝5時、国境
薄暗い中、アルゼンチン出国
一人一人チェックした後パスポート回収されて
バスの中で待っていると、纏めて運転手が持ってきた
菊ちゃんのパスポートには出国スタンプが見あたらない
どうも押し忘れたのか?
バスはもう動いているし、そのままパラグアイの入国ボーダーまで来てしまった
で、やっぱりスタンプ無いからと揉めて
色々頼み込んだが菊ちゃんのパスポート入国スタンプ押して貰えず・・・
バスの運転手がバイクに乗ってアルゼンチン側に戻ってスタンプ押してもらうように指
示
$5で往復するとバイクタクシーは言い、しぶしぶ菊ちゃんはバイクの後ろに乗って
朝日輝く空の下、バイクは颯爽と去っていった
運転手は笑いながら待つかと言い放ち、菊ちゃんと慌てようと対照的だったのが何とも
・・・
しばらくして菊ちゃん戻ってきて、やっとボーダー通過
結局通過に1.5時間ちょっとかかってしまった
パラグアイ最初の街エンカルナシオン
バスターミナル着くと人が一斉に乗り込んできて物売り開始
こういうのはアルゼンチンではなかった
白人の血の率が少なく、ボリビア、ペルーなどとはまた違う
顔つきだな、パラグアイの顔は
道路も主要な物以外未舗装で、赤土の大地が向きだし
ペンキの塗ってない干しレンガの家も見受けられ
道路の色と同化している
家はレンガ造りなため、一階だけの家が多く屋根には瓦と
景色は私の知っている範囲で例えるとインド南部に似ている風景
菊ちゃんは東南アジアだ〜と言っていた
14時過ぎにパラグアイ首都アスンシオン到着
バスターミナルの両替、US$1=G5100と言ってきた
前調べたときG5500だったはずだが・・・
最低限を両替して中心部でレート調べてみるかな
市バス乗るが、運転手横に地下鉄の入り口ゲートにあるような
一人一人通過するための回転バーが備え付けられビックリ
大きな荷物背負っていると通りづらいんですけど・・・
セントロまで出てきて宿決めた頃には15時まわっていた・・・
暑くて何もする気が起きません
夕方まで天井のファン回して寝る
日が暮れかかる19時過ぎに街歩き出すが、皆もう店じまい
早!早すぎますがな
食べる所も、アサードか軽食のサンドイッチ&チパ&エンパナーダス屋くらい
旧市街の中心部に宿取ると以外に不都合かも・・・
ライトアップされているドーム型の霊廟もいまいちかな